分光器 - 優れた測定システムの基礎

光学分光器は光放射の分光特性を分析するものです。 このタイプの測定装置に光学プローブを増設し、絶対校正を適用すると、分光放射計になります。 分光データの放射量、測光量、測色量はいずれもソフトウェアで計算するため、分光器の品質と精度は非常に重要です。 Instrument Systemsが技術の最先端に立ち続けるため、この分野に研究開発力のほとんどを注ぎ込むのは、このような理由からです。

回折格子は光学分光器の中核を成します。 これは分析する光放射をスペクトル成分に分割し、その空間的に分割した成分を検出器に投影します。 Instrument Systems社製の光学分光器には下記の2つのタイプがあります。

  • 固定回折格子と検出器アレイを備えたアレイ分光器
  • 単一検出器と回転回折格子を備えた走査型分光器

分光器の各モデルの概要

モデル

種類

用途分野

特徴

MAS40

CCDアレイ

低コストのエントリモデル

USBインターフェイスからの電源供給。暗電流測定、減光フィルタの変更を手動で行います。

LEDステーション

CCDアレイ

LED測定用ターンキーMAS40

光度、光束、空間放射パターンのアダプタは、フランジに直接マウントします。

CAS120

CCDアレイ

QCおよびLED生産テスト

UV/VISおよびVISモデル。暗電流シャッタと減光フィルタホイールを内蔵し、非常に堅牢、短時間で測定が可能です。

CAS140CT

CCDアレイ

研究機関とQCのベンチマーク

200~2150 nmの各種モデル。暗電流シャッタと減光フィルタホイールを内蔵し、非常に高い精度と信号感度を発揮します。

CAS 140CTS CCDアレイ生産テストおよび研究機関向け

短い積分時間や読み出し時間、高精度な測定、ハイダイナミックレンジ 

SPECTRO320

走査型

ハイエンド、フレキシブル、汎用

最高の測定範囲と精度、
可変スペクトル分解能、1ユニットの測定波長範囲は最大200~5000 nm、シングルおよびダブルモノクロメータ。

 

 

アレイ分光器

固定回折格子と検出器アレイ(CCDセンサなど)から成ります。 スペクトル全体を検出器アレイで同時に取り込むので、ミリ秒単位の非常に短い時間で測定が可能です。 アレイ分光器は非常に堅牢で、工業用途に最適です。 たとえば、MAS40、CAS120、CAS140CTがあります。

走査型分光器

単一検出器と回転回折格子から成ります。 回折格子が回転しながらスペクトルを順次走査するので、走査型分光器で測定するには数秒から数分かかります。 非常に高い信号ダイナミックレンジとスペクトル分解能を特長とします。 また、1つのユニットに複数の回折格子と検出器を組み込むことができるので、波長域が広くなります。 Instrument Systemsが提供するSPECTRO320はこのようなコンセプトに基づいており、ハイエンドの汎用分光器として研究開発用途に最適です。